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ドネガンも疑問視していた「何故ソフィが4年経ってからアルに復讐に来たのか」について、私はFile.3の事件が影響していると考えてまして。

File.3の事件は唯一、アルとルーシーが解いた事件で世間でも話題になった事件なんですよ。それで新聞にこの事件を解いた捜査官として名前が載っていてもおかしくはないんですよね。
ソフィちゃんはFile.8で演劇で事件再現をしその際に節々にノリノリなところが垣間見えるので、ソフィちゃんは演劇が好きなのだと思います。イザベラが好きなのか、実は母親がフェレール家の人間なのかはわかりませんが、ポニーテールですしね笑
イザベラの事件でアルとルーシーの名が新聞に載り、アルがミステリールームにいること、隣にはルーシーがいることを知ったのではないかと考えてます。

4年前の時点で何故すぐ殺しにいかなかったのか?については、「4年前は白アルが目覚めたばかりで、白アルは絶望の中にいたから」と考えてます。
容疑が強く自供もしているのに裁判でそれを認められなかったのは、白アルの証言は信じるに値しない、つまり「アルフェンディは精神に異常をきたしており、白アルは本来のアルフェンディの人格ではない」と証明されてしまったということです。それには親による証明も必要になりますね。
白アルは殺人の記憶に苦しめられる中で、仲間は離れ、親からも「本来のアルではない」とされ、自宅には己の趣味ではない家具や衣服が揃っており、写真に写っているのは『自分』ではない。誰も自分自身の存在を認めてくれない。そんな孤独に突き落とされます。
(細かいことを言うと、エンディングで4年前のアルのカップはコーヒーカップなんですよ。マグカップで紅茶を飲んでる白アルとは全然違います)
孤独と絶望の中にいるアルフェンディを殺しても、その死は白アルにとって救いになってしまいます。
それに4年前時点で殺すと「やっぱりアルは犯人じゃなかった」と言われてしまいかねません。

でもFile.3解決時点でアルの隣には底抜けに明るくて可愛いルーシーちゃんが隣りにいるんですよ。
死が救いになるアルではない。これはもう殺しどきですね☆

で、続くFile.4なんですが、File.8と9を思い出してください。

ラドモンド城で「ルーシー……助けてくれ……」という声を聞いて慌ててルーシーは部屋に飛び込みルーシーは捕まったわけですが、アルフェンディはこの時はまだソフィに捕まっておらず、捕らえられたルーシーを見て大人しく捕まったんですよ。
つまりルーシーが聞いたアルの「助けてくれ」は録音音声です。
アルフェンディがFile.8より以前に「助けてくれ」って言ったのはFile.4の事件の説明の時だけなんですよ。

この時に盗聴もしくは録音できる機材を持ってこれるのはフッキーなんですよね。

更によーく思い出してほしいんですけど。

アルが倒れたあと、アルのもとに行こうかどうか悩むルーシーにフッキーがひと声かけて、フッキーがミステリールームに一人残されたところでFile.4は終わるんですよ。

そもそも、File.4の事件は投影機のための準備をされていたことから元からミステリールームに持ち込まれる手筈の事件だったとはいえ、それを一介の掃除夫のフッキーが持ってく権限なんてないんですよね。
共犯か脅迫されたかはともかく、アルの「助けてくれ」の音声をソフィちゃんに届けることが出来る最も疑わしい人物はフッキーです。
なので私はフッキーを疑いの目で見てるんですが、フッキーほどではないにしても疑わしいのがもう一人。

File.5に出てくるウェッジなんですが。
フッキーの兄のギャスとウェッジ、似てるんですよね。

フッキーとギャスは本当に兄弟なのか、本当はギャスとウェッジが兄弟なんじゃないか、あるいはフッキーとウェッジは親戚関係なのか。
ファナの証拠カードに「ニコの幼なじみ」と書かれてますが、実際にはこれは嘘です。本人の証言を鵜呑みにしてそのまま書いたのか、あるいは改ざんされたのか。もし改ざんされてたなら、フッキーとギャスが兄弟であるというデータも同様にいじれますし、それは掃除夫がいじれるものではないんですよね。

自分でも穿った目をしてるなぁとは思うのですが、是非この視点を持った上でFile.3・4・5を再プレイしてみてくださいませ。