私めちゃくちゃ嬉しいんですけども、何が嬉しいって黒アルの性格描写。
黒アルはゲーム中だとFile.2~5までだと出てくるのが犯人との舌戦の真っ只中で出てきて、彼が出てきている時に答えをミスすると怒鳴られるんで荒々しく乱暴な人と思われてしまいがちなんですよね。
File.7までは口を開けば中二病か罵倒かみたいな。そうなんだけど。

でもそんな黒アルの性格がしっかり見えてくるのがFile.9で、はじめの黒アルとの捜査シーンだと落ち着いているんですよ。
皮肉屋だし、ちょっと怒鳴られる場面もあれどFile.2~5ほどでもない。

↓File.9の序盤の捜査シーンでミスった時のセリフ集

現場のものから「これが〇〇!」と当てる時の。このあたりは特に落ち着いてる。

怒りはすれどヒントはくれる。

ヒルダさんが怒る時は黒アルは怒らない。

皮肉は言うけど怒らない。

皮肉of皮肉。

こういう、皮肉屋ながら落ち着いて話すのが普段の彼であって、File.2~5の答えを間違うと凄まじく怒るのは、大好きな推理タイムを邪魔されるのが嫌っていう。
だから普段から暴れまわってるような人じゃないんですよ。

先日、闇鍋テルミン先生のTwitterで

あと最初期にお渡ししたラフに対してギザ歯にチェックが入ったのも個人的に強い印象があるんです。態度は悪いけれど「そういう人ではない」という…この2点を見つめると割と範囲がピシッと決まっているな~と感じましたね

と語られてまして。

他のゲームで、メインシナリオライターではない方がミニゲームで会話を担当されたらキャラの口調や性格が違うとか、年月の経ってるゲームだと同じライターさんでもキャラの性格が異なってるとか、そういうの見てきたんですよ。
ミステリールームにいたっては今年9月で10年目で、日野社長は健在でもMRではシナリオや企画は日野社長ではなく別の方で、その方もレベル5からは退社されてて。1年以上長くバグを放置されたのが私が知るところでも2回あったし、レイトン親子のくくりからハブられたり、レイトンシリーズの中でも扱いが隅に追いやられてたりで。
だからMRに関するあれこれが残ってない可能性も考えていたんですよ。

ちゃんとキャラクターの軸がレベル5に残されてて、キャラクター感についてしっかり監修されているというこの事実。
ギザ歯も演出としてアリだと思うんですが、そこにチェック入れるって、「そういう人ではない」というラインをすごく大事にされてると思うんですよ。
もう……それがほんと……私めちゃくちゃ嬉しくて咽び泣きそう。

闇鍋テルミン先生、コミカライズ版MRの監修をされてるレベル5の方、誠に有難うございます。推し作品の欲目抜きにゲームのコミカライズとして最高峰……。

 

おまけ:File.9の他のミス選択時のセリフ

「黒アル、お前そんなだから誤解されるんだよ」No.1セリフ

白アルが不憫すぎて好き

File.9のミス選択した時のセリフは全部美味しい。
ルーシーちゃんのかわいさが炸裂するFile.8のミス選択会話も好き。