投稿したのは1ヶ月前なのですが、刀剣乱舞の伯仲コンビ(山姥切国広と山姥切長義)がミステリールームを実況する動画を始めました。

【刀剣乱舞偽実況】伯仲がふたつのナゾを追う

日本語版をまんばちゃん(山姥切国広:画面左の金髪赤ジャージ)がプレイ、長義くん(山姥切長義:画面右の銀髪黒ジャージ)は隣で見守ったり評価したり解説・考察・英語版の翻訳と紹介をしていきます。

 

刀剣乱舞の伯仲コンビについて紹介すると

山姥切国広:

 山姥切長義の写し。
[※写し:公的な依頼のもと、元の刀を意識して作刀される。現代では復元模造だが近代以前は意識が異なり、元の刀を徹底的に研究・解釈したうえで刀工の腕と感性によって作刀されている]
 刀剣乱舞ゲーム内では、入手時は写しという出自にひどくコンプレックスを抱いており「俺は偽物じゃない」と繰り返し、本歌と比べられたくないあまりボロの布を纏いわざと汚れた格好をしていた。顔を見られるのも「綺麗」と言われるのも嫌がった。これでいて脳筋な側面が言葉の端に出ており、兄弟刀(同じ刀工の刀)と筋肉会話をしたりする。
 練度(Lv)があがり修行に出て帰ってくると、写しであることへのコンプレックスが振り切れ、顔も堂々と晒すようになる。

山姥切長義:

 山姥切国広の本歌。
 刀の正式名は『本作長義天正十八年庚刁五月三日二九州日向住国広銘打天正十四年七月二十一日小田原参府之時従屋形様被下置也長尾新五郎平朝臣顕長所持』
 刀剣乱舞ゲーム内では、『特命調査・聚楽第』で監査官(政府から派遣)を務めており評価で優判定をとると本丸に所属される。ドロップも同イベント内でのみ。
 山姥切国広を「偽物くん」と呼ぶ。その意図は写しだからではなく「山姥切と認識されるべきはこの俺だ」という喧伝と宣戦布告・牽制のため。

 

しかし実際には、刀に『山姥切』と銘が切られているのは山姥切国広の方であり、本作長義にはありません。
山姥切の由来となった話も、「本作長義が山姥を斬ったから写しに銘を切られた」説と「写しが山姥を斬ったから、本歌も山姥切と呼ぶようになった」説があります(現存する資料から、後者が有力とされています)

更に『特命調査・聚楽第』は敵によって歴史改変された世界線を正史に戻す糸口を探し出すために行われている(ゲーム中でそれが見つかることはないが、敵を一定数倒せば評価を得られる)のですが、この聚楽第では1590年の聚楽第で北条氏政の存在が確認されている(正史では豊臣秀吉による小田原攻めが行われ、北条氏政は切腹。首が聚楽第の橋に晒される)=小田原征伐が起きなかった=山姥切国広は対小田原征伐のために作刀依頼をされたため存在しない ……と考察されています。

要は複雑な関係ですね。
この二振りは本歌と写しで揃って伯仲の出来と称えられてます。どちらも優れた刀ではありますが、どちらか片方では成り立たない側面もある。

白アルは「レイトン教授の息子なら」という解釈のもとに構成された、いわば〝写し〟と言える存在。そして偽りの記憶を持って生まれた存在なわけで。
File.9の二振りの反応を描くのが今から楽しみです。じっくり種を撒いていきます。

 

そして実況内では南海太郎朝尊と肥前忠広の中継を挟んでいくわけですが、

学者で紳士的な態度で、気になることがあるとふらふら~っとどこかへ行ってしまうところがある、一人称は『僕』の南海太郎朝尊と

身体が細くて髪がくしゃくしゃで口が悪くて、南海太郎朝尊に対しても「学者先生は~~~~かよ」みたいな口の聞き方はするけれどどこか尊敬と信頼の念を見せ、南海太郎朝尊に振り回されたりなんやかんや世話焼いたりしている肥前忠広。

この二振りを見て誰を想起するかなんて、このサイトを見てくださってる方にはお察しだと思います。